米マスターカードがNFTキャンペーン、ASローマのモウリーニョ監督との共同制作で

米マスターカードがNFTキャンペーン

マスターカード(Mastercard)が、NFTを制作することが9月16日にわかった。

このNFTはマスターカードのグローバルアンバサダーで、著名サッカー監督のジョゼ・モウリーニョ(José Mourinho)氏との共同制作とのこと。ジョゼ・モウリーニョ氏は現在はイタリアセリエAのASローマの監督を務めている。

このNFTにはジョゼ・モウリーニョ氏のサインが入ったデジタルフットボールのアニメーションが紐付けられている。

なおこのNFTはマスターカードによって販売されるものではなく、キャンペーンにて配布されるようだ。

9月30日までに申し込みをしたイギリス在住のマスターカード会員1名が、ランダムに選ばれる予定とのことだ。

マスターカードは9月9日に暗号資産分析ツールなど提供のサイファートレースを買収し、デジタル資産領域への展開進めている。これまで暗号資産への取り組みは行なっていたが、NFTに関する具体的な取り組みは今回が初となる。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」は代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには注意が必要だ。

参考:マスターカード
デザイン:一本寿和
images:iStocks/jbk_photography・artacet

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。