横浜の「動くガンダム」、ブロックチェーン証明の再エネで稼働

横浜の「動くガンダム」、ブロックチェーン証明の再エネで稼働

神奈川県横浜市山下ふ頭の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」にて展示されている全高18メートルの実物大「動くガンダム」が、ブロックチェーン技術によって再生可能エネルギー(再エネ)であることが証明された電力を利用していることが9月14日分かった。5月より電力供給が実施されているとのこと。

発表によると横浜市風力発電所「ハマウィング」で発電した電力が「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」へ供給される。ブロックチェーン技術を活用したP2P電力トラッキングシステムにより、「ハマウィング」の発電量と供給先の需要量を30分ごとにマッチングさせることで発電所を特定した電力供給が実現しているとのこと。

これにより「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」は、再エネ100%の電力でCO2排出量ゼロの事業運営を行っていることになるという。

このブロックチェーン活用のP2P電力トラッキングシステムには、みんな電力株式会社が開発・提供している「ENECTION2.0」が採用されている。 このシステムは今年6月時点にて約270の発電所と、約210社の企業において、発電所を指定した電力取引を実現してきたという。なお「ENECTION2.0」にはStellar(ステラ)のパブリックブロックチェーンが使われている。

「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」を運営するバンダイナムコグループでは、2021年4月には脱炭素化社会に向けた目標として「2050年までに自社拠点(社屋、自社工場、直営アミューズメント施設等)におけるエネルギー由来の二酸化炭素排出量 実質ゼロ」を掲げ、目標達成に向けた取り組みを推進しているとのことだ。

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参考:みんな電力
images:みんな電力のプレスリリースより ©創通・サンライズ

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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