NBA選手ステフィン・カリーがFTXへ出資、グローバルアンバサダーへ

ステフィン・カリー、FTXへ出資

FTXが、NBAの人気プレイヤーのステフィン・カリー(Stephen Curry)氏との長期的なパートナーシップ締結を9月7日に発表した。ステフィン・カリー氏はゴールデンステート・ウォリアーズに所属しており3度のNBA制覇を経験。そしてNBA年間最優秀選手に2度選ばれている。

発表によれば、カリー氏はFTXのグローバル・アンバサダーとなり、FTX Trading Limitedの株式も取得したとのことだ。またカリー氏の財団である「Eat.Learn.Play.」が、FTXと協力して慈善活動を行っていく予定とのこと。そしてFTXが「Eat.Learn.Play」に毎年寄付を行うことも約束されたようだ。

発表でカリー氏はFTXとのパートナーシップ締結に関して「暗号資産市場初心者の不安を解消する会社と提携できることを嬉しく思います。FTXは意味のある方法でコミュニティに還元することに関しては私と同じ志を持っており、私たちが一緒に何を達成できるかを見るのが待ち遠しいです(意訳)」とコメントしている。

またFTX CEOのサム・バンクマンフリード(Sam Bankman-Fried)氏は「ステフィンと会って話をした後、彼がFTXに完璧にフィットすることが明らかになりました。ステフィンは、バスケットボール、投資、ビジネスなどあらゆる分野で最高の選手になるための猛烈な努力に加えて、

慈善活動へのたゆまぬ努力を続けており、FTXのコアバリューと完全に一致しています。ステフィン一緒に、世界で最も支援を必要としている人々にポジティブな影響を与えることを楽しみにしています」と発表でコメントをしている。

これまでにFTXは米国ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスター選手であるトム・ブレイディ(Tom Brady)氏とトレバー・ローレンス(Trevor Lawrence)氏ともパートナーシップを締結している。

なおNBA選手のブロックチェーン企業への投資事例としては、NBA Top Shot運営のダッパーラボ(Dapper Labs)へ、NBAレジェンドのマイケル・ジョーダンに加えて、ケビン・デュラントやジョシュ・ハートなど合計12選手の投資があげられる。またケビン・デュラントはNFTマーケットプレイス運営のオープンシー(OpenSea)へも出資をしている。

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/msan10

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。