日本マイクロソフト、アスターと紫電のエコシステム構築支援
ステイクテクノロジーズ(Stake Technologies Pte Ltd)が日本マイクロソフトと協力し、アスターネットワーク(Astar Network:旧Plasm)及び紫電ネットワーク(Shiden Network)上のプロジェクトや開発者に対して「Microsoft For Startups」を中心としたマーケティング、インフラ分野での支援を行うことを9月6日発表した。
アスターネットワークと紫電ネットワークはステイクが開発をリードする⽇本発のパブリックブロックチェーン。異なるブロックチェーンを接続し相互運用性を提供するブロックチェーンプロジェクト「ポルカドット(Polkadot)」とその実験的ネットワークである「クサマ(Kusama)」に接続し、あらゆるブロックチェーンおよびその上に存在するdAppのハブとしての役割を担っている。
また「Microsoft for Startups」はスタートアップ企業の企業規模を拡大成功することへの支援を目的とした、グローバルプログラムだ。同プログラムではスタートアップ企業に対し、マイクロソフトが保有するAzureやGitHub Enterpriseなどのサービスへのアクセス提供や、マイクロソフトのグローバルネットワークを活用し、グローバルで活躍する起業家、ブロックチェーンエンジニアが包括的に支援される。
ステイクテクノロジーズは昨年5月に「Microsoft for Startups」に採択されていた。
あたらしい経済がステイクテクノロジーズのCOOである石川駿氏に前回の採択との違いを聞いたところ、前回の採択はステイクテクノロジーズへの支援であり、今回の発表は日本マイクロソフトがアスター及び紫電にて開発するプロジェクトや開発者にも支援を行うものであるとのことだ。
ステイクテクノロジーズは今回の発表と同日に約33億円規模の「Astar&Shiden エコシステム グロース ファンドⅠ」の立ち上げを発表している。このファンドでは「インフラプロジェクトやアプリケーションプロジェクトへの経済的、技術的サポートを通してアスターネットワークと紫電ネットワークのエコシステムを拡⼤する」ことが目的だ。
今回のステイクテクノロジーズの取り組みによって、アスター及び紫電のエコシステムの拡大がより推進されるのではないだろうか。
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