韓国初、チリーズのSocios. comがKリーグ浦項スティーラースと提携

Socios.comがKリーグ浦項スティーラースと提携

ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」を運営するチリーズ(Chiliz)が、新たに韓国プロサッカーリーグKリーグ所属チームの浦項スティーラース(ポハン・スティーラース)と提携したことを9月3日に発表した。

なおチリーズが韓国のスポーツチームと提携するのは初の事例となる。

「Socios.com」はチリーズのブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォームだ。それによりスポーツチームは資金調達でき、またファンはファントークンを購入することでチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。

ファントークンの購入には、プラットフォーム上の通貨である暗号資産(仮想通貨)チリーズ:chiliz(CHZ)が使用されている。

ちなみにチリーズ(CHZ)は大手暗号資産取引所であるバイナンス(Binance)やコインベース(Coinbase)、FTX、クラーケン(Kraken)、中国系取引所のフォビグローバル(Huobi Global)、OKExなど多くの取引所にて上場をしている。なお韓国ではアップビット(Upbit.com)ビッサム(Bithumb)などの主要取引所にて取引が行われている。

今回両社が提携することによって、浦項のユニフォーム背面に「Socios.com」または「CHZ」のロゴが掲出されるようだ。なお今回の発表では浦項の独自トークンの発行については触れられておらず、当面の間は「Socios.com」のネイティブトークンである「$SSU」を利用して投票企画を行うとのことだ。

参考:ソシオスドットコム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/msan10

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/18話題】メルカリがイーサリアム保有者に毎月ポイント付与、メタプラネットがビットコイン購入資金調達など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告

米財務省、北朝鮮の暗号資産マネーロンダリングネットワークに制裁

米国財務省外国資産管理局(OFAC)が、北朝鮮に送金されたデジタル資産のマネーロンダリングに関わったとして、ルー・フアイン(Lu Huaying)氏とチャン・ジエン(Zhang Jian)氏、およびUAE拠点のグリーン・アルパイン・トレーディング社(Green Alpine Trading)に制裁を科したと12月17日に発表した