不動産ファンド運営のケネディクス、デジタル証券専業子会社設立

ケネディクス、デジタル証券専業子会社設立

不動産ファンド運営のケネディクス株式会社が、100%⼦会社としてデジタル証券専業子会社「KDX 証券設⽴準備株式会社(KDX証券)」を設立したことを8月31日に発表した。

なお会社設立は8月30日で、不動産セキュリティ・トークンを取り扱うために、第⼀種⾦融商品取引業の登録に向けた準備を開始するとのこと。なお社名はライセンス取得後に正式社名に商号変更予定で、営業開始は2022年中を予定してるとのこと。

ケネディクスはKDX証券を設立することで、不動産セキュリティ・トークンにおいて証券会社が担う「投資機会の提供」や「売買流動性の供給」といった重要な役割を、不動産投資運⽤の専⾨性を有するケネディクスの100%⼦会社において⾃ら戦略を描きイニシアチブを取って担い、J-REIT、私募ファンドに次ぐ新たな不動産証券化投資商品として、不動産セキュリティ・トークンの確固たる地位を速やかに確⽴し、新たな市場の創造・発展に貢献したいと考えてているとのことだ。

なおケネディクスは、三菱UFJ信託銀行、野村證券およびSBI証券と受益証券発行信託スキームを用いた資産裏付型デジタル証券の公募について協業することを7月9日に発表している。

大手企業の参入などが相次ぐデジタル証券市場、今後の拡大に注目だ。

参考:ケネディクス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis・Sushiman

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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