決済大手VisaがNFTアート購入、CryptoPunksを約1,820万円で

決済大手VisaがNFTアート購入、CryptoPunksを約1,820万円で

決済大手のVisaがNFTアートを購入していたことをツイッターアカウント「VisaNews」で8月23日に明らかにした。

Visaが購入したNFTアートはクリプトパンク(CryptoPunks)というシリーズの「CryptoPunk 7610」で、ブロックチェーン上のデータによると購入したのは8月18日、その購入金額は49.5ETHで、現在価格にすると約1,820万円となる。

クリプトパンク(CryptoPunks)は、Matt Hall氏とJohn Watkinson氏が設立したニューヨークの企業「Larva Labs」が2017年に発表したNFTアートシリーズ。アルゴリズムで生成された24×24ピクセルのキャラクターが10,000個あり、同じものが全くなく、10,000個それぞれがユニークなデザインになっている。

当初は無料で配布され、その後は数十万円で取引されていたが、昨年末からのNFTの盛り上がりに合わせ、現在では高額で取引されている。

特にレアなデザインのものは高額で取引されており、今年3月にエイリアンがパイプを燻らせている「CryptoPunk 7804」が、4,200ETHで販売されて話題を呼んだ。

また5月にはクリスティーズのオークションでクリプトパンクの9枚の肖像画が約1700万ドルで落札されている。

今回Visaは「CryptoPunk 7610」の購入にあたって「過去60年間、Visaは初期の紙のクレジットカードからzip-zapマシンまで、歴史的な商取引の遺物のコレクションを構築してきました。今日、私たちがNFTコマースの新時代に参入する証として、VisaはCryptoPunk#7610を私たちのコレクションに歓迎します」とツイートしている。

またVisaは合わせて、NFTコマースの未来を牽引するクリエイター、コレクター、アーティストをサポートしていく方針も示した。

参考:Visa

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。