三菱重工と日本IBM、ブロックチェーンでCO2管理システム開発

三菱重工と日本IBM、ブロックチェーンでCO2管理システム開発

三菱重工業株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社が、二酸化炭素(CO2)の回収から輸送、貯蔵量までを網羅するシステムを開発することを日経新聞が8月13日報道した。

このシステムのデータはクラウド上に集約し、ブロックチェーンで管理をするとのこと。2022年以降に国内で実証実験を進め、25年にも取引を始める考えのようだ。

報道によると両社はこのシステムでCO2を回収した企業と原料などに使いたい企業をつなぎ、売買する取引市場を開くとのこと。

三菱重工はCO2回収プラントに強く世界シェアが7割で、CO2運搬船なども開発しているとのこと。プラントや輸送網、貯蔵施設にセンサーを付け管理を行うという。

なおシステムの売り手は電力や鉄鋼など、買い手は化学や燃料会社などを想定するとのことだ。

また金融機関やエネルギーといったインフラ事業者など10社以上が参画する協議会を立ち上げることも報道されている。

参考:日経新聞
images:iStocks/undefined-undefined

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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