米フィギュア・テクノロジーズ、15万人の顧客持つローン企業ホームブリッジを吸収合併へ

米フィギュア・テクノロジーズ、15万人の顧客持つローン企業ホームブリッジを吸収合併へ

米ブロックチェーンスタートアップのフィギュア・テクノロジーズ(Figure Technologies社)がホームブリッジ・ファイナンシャル・サービシーズ(Homebridge Financial Services)との合併契約を締結したことを8月4日に発表した。

ホームブリッジは2020年までに250億ドル規模の住宅ローンを組成し、現在15万人の顧客を持つ企業だ。過去30年以上にわたり、米国最大の株式非公開の金融機関の1つとして成長しており、コーポレートオフィス、180以上のリテール支店、そして2つのホールセール部門を通じて、2,500人以上の従業員が働いている。

ホームブリッジとの合併について、フィギュア・テクノロジーズの共同創業者兼CEOであるマイク・ギャグニー(Mike Cagney)氏は「私たちはこれまでの融資業界で見られた中で最も堅牢で強力かつ効率的な技術を結集し、それを年間250億ドルのローンオリジネーターと組み合わせ、15万人の顧客に新しい決済・融資商品を紹介することができます」とコメントし、

同社のブロックチェーン基盤とのシステム統合についても「私たちは、ホームブリッジ社のオールスターローンオリジネーションチームに、プロヴァンス・ブロックチェーン上の技術プラットフォームを提供し、ホームブリッジのローン履行能力を倍増させるつもりです」と説明している。

またホームブリッジCEOであるピーター・ノーデン(Peter Norden)氏はこの合併について「フィギュア・テクノロジーズの技術的専門知識と消費者の経験を、当社の全国の優れたリテールローン組成チームおよびホールセールチームと組み合わせることは米国の住宅ローン業界の歴史において革命的な出来事となるでしょう。

これにより、当社のお客様や口座に真の利益と効率がもたらされるでしょう。ホームブリッジチームは、顧客体験を最大化し、競合他社との差別化を図るための技術プラットフォームパートナーを獲得しています」と説明している。

参考:フィギュア・テクノロジーズ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Sushiman・Lidiia Moor

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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