暗号資産税務効率化ツール提供のZenLedger、約6.5億円調達

暗号資産税務効率化ツール提供のZenLedger、約6.5億円調達

暗号資産関連の税務効率化ツールを提供する米企業ゼンレジャー(ZenLedger)が600万ドル(約6.5億円)の資金調達を完了したことを8月3日に発表した。

ゼンレジャーは、暗号資産の税務と会計プロセスを明確化し、個人が税務処理を簡単に行えるようにすることを目的として2017年に設立された企業である。同社は暗号資産の税務および会計プロセスを簡素化・自動化するデジタルワークフローを提供することで、個人が規制当局による厳格な報告措置と規制を順守することを支援しているとのことだ。

今回の資金調達はブロックセラレート・VC(Bloccerate VC)が主導し、他にG1 VC、ボーダーレス・キャピタル(Borderless Capital)、4RC、コインゲッコ―(CoinGecko)などが参加したとのことだ。

ゼンレジャーは以前にも資金調達を実施しており、これまでの合計調達額は1,150万ドル(約12.5億円)となった。

ゼンレジャーは今回調達した資金を活用して、チームの拡大と新たな製品である暗号資産ポートフォリオ管理ツールのリリースを行う予定とのことだ。

ゼンレジャーのCEOであるパット・ラーセン(Pat Larsen)氏は今回の資金調達について以下のようにコメントしている。

暗号資産は引き続き金融を変革し、私たちの日常生活に浸透していきますが、それでも多くの人にとっては不可解なものと見なされています。そのような人々のストレスや暗号資産税に関する不安を和らげることによって彼らを助けられることは光栄です。

私たちは、このような信じられないほどの投資家ネットワークと協力できることに感動しており、暗号資産をすべての人がより利用しやすいものにし続けられることに興奮しています。

参考:ZenLedger
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Quardia・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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