マスターカード、ブロックチェーンスタートアップ支援プログラム発表

マスターカード、ブロックチェーンスタートアップ支援プログラム発表

マスターカード(Mastercard)がデジタル資産、ブロックチェーンおよび暗号資産関連企業の支援に特化した新しいアクセラレーションプログラム「スタート・パス(Start Path)」を7月27日に発表した。

このプログラムの目的は、マスターカードとスタートアップ企業が共にデジタル資産技術に関するイノベーションを拡大・加速し、人々や機関らが暗号資産やデジタル資産を購入・使用・保有することをより安全かつ容易にするためとのことだ。

マスターカードによって選出されたスタートアップ7社は、 GK8、Domain Money、Mintable、SupraOracles、STACS、Taurus、Upholdである。選出されたのは米国、シンガポール、スイスからそれぞれ2社、イスラエル1社となっている。

マスターカードのNew Digital Infrastructure &Fintech部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるジェス・ターナー(Jess Turner)氏は次のようにコメントしている。

マスターカードは2015年からデジタル通貨のエコシステムに関わってきました。テクノロジーをリードする企業として、デジタル資産において重要な役割を果たし、業界の形成を支援し、消費者保護とセキュリティを提供できると考えています。私たちの役割の一つは、暗号資産の未来を築くことであり、主流の金融原則とデジタルアセットのイノベーションを橋渡しすることでそれを実現しています。

<選出企業の事業概要>

Mintable:NFTマーケットプレイス
GK8:機関投資家向け分散型IDプラットフォーム
Taurus:デジタル資産カストディ
Domain Money:個人投資家向けデジタル資産投資プラットフォーム
SupraOracles:ブロックチェーンオラクルサービスプロバイダー
STACS:ブロックチェーン基盤の資金調達ソリューション
Uphold:マルチアセットのデジタル資産プラットフォーム

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Sushiman・artsstock

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。