ソシオスドッドコム、バレンシアCFのファントークン発行とNBAキャバリアーズとの提携発表

大津賀新也
ニュース

ソシオスドッドコム、バレンシアCFのファントークン発行

ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com（ソシオスドットコム）」が、スペイン国内リーグのラ・リーガ所属のプロサッカークラブであるバレンシアCFのファントークン発行を7月26日発表した。スペインのチームでは4番目のファントークン発行となるとのこと。

 「Socios.com」ではブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができる。それによりスポーツチームは資金調達でき、またファンはファントークンを購入することでチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。運営はブロックチェーン企業であるチリーズ（Chiliz）が行っており、各チームのファントークン購入には暗号資産チリーズ（CHZ）が用いられる。

バレンシアは先月6月にチリーズとの提携を行っており、それによりバレンシアのユニフォーム前面胸部に「$VCF FAN TOKEN by socios.com」の掲出を開始していた。なおユニフォーム前面にて独自ファントークンの宣伝をした初の事例となった。

リリースによると今回バレンシアが発行するファントークン「$VCF」は100万トークン発行されるとのことで、1トークン2ユーロにて購入が出来るようだ。なお全てのトークンが完売した以降の価格はプラットフォームでの需給バランスによって値付けされていく。トークンの販売開始は中央ヨーロッパ夏時間で7月27日の13:00より行われる。

NBAキャバリアーズとの提携発表

また「Socios.com」は全米プロバスケットボール協会（NBA）所属のクリーブランド・キャバリアーズとの提携を同日7月26日発表した。

リリースによると今回の提携により、キャバリアーズ練習用ジャージの腹部へのロゴ掲出など「Socios.com」のプロモーションやブランディングを行うという。なお今回の提携の発表ではファントークン発行については明記されていない。

参考：バレンシアリリース・バレンシアリリース2・キャバリアーズリリース
デザイン：一本寿和
images：iStocks/msan10・Kislez

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産（仮想通貨）運用会社ビットワイズ（Bitwise）が、ソラナ（Solana）を基盤とするETF（上場投資信託）の上場申請を、米国証券取引委員会（SEC）に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所（Cboe BZX exchange）を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP（上場取引型金融商品）と記載している

一本寿和

 ニュース
最新の記事をさらに見る >