ゴッホやモネなど所蔵作品をNFT化し販売、世界遺産エルミタージュ美術館とバイナンス

ゴッホやモネなど所蔵作品をNFT化し販売、世界遺産エルミタージュ美術館とバイナンス

ロシアのエルミタージュ美術館が、所蔵する美術作品をNFT化して販売することを7月26日に発表した。

エルミタージュ美術館はロシア西部サンクトペテルブルクに位置する世界最大級の美術館であり、その建物自体も世界遺産に登録されている。

リリースによると、今回NFT化される作品にはレオナルド・ダ・ヴィンチの『リッタの聖母』、ジョルジョーネの『ユディト』、フィンセント・ファン・ゴッホの『ライラックの木』、ワシリー・カディンスキーの『コンポジションⅥ』、クロード・モネの『モンジュロンの庭の片隅』などが含まれるとのこと。

これらの作品について各2枚ずつNFTがミント(鋳造)され、1枚はエルミタージュ美術館に保管、もう1枚はNFTマーケットプレイスにてオークションに出品されるとのこと。詳細な日程は明らかになっていないが、8月末頃にオークションが行われる予定とのことだ。

また今回のオークションで利用されるNFTマーケットプレイスは、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が運営するバイナンスNFTであることも発表されている。

バイナンスNFTの責任者であるヘレン・ハイ(Helen Hai)氏は「エルミタージュ美術館がアート市場全体に示している経験は非常に貴重で、発展のための多くの新しい機会を与えてくれます。近いうちに、ブロックチェーンとアートのユニークな融合の発展にポジティブな影響を与えるプロジェクトがさらに増えてくると確信しています」と述べている。

参考:エルミタージュ美術館
デザイン:一本寿和
images:iStocks/IKvyatkovskaya

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。