「ツイッター社員や株主はもっとビットコインに注目すべき」ジャックドーシーが21年Q2収益報告会で
ツイッター(Twitter)のCEOであるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏が「インターネットのネイティブ通貨であるビットコインはツイッターの今後に重要な影響を与える」という見解を7月22日に2021年Q2(4月から6月)の収益報告会で伝えた。
ジャック氏は7月21日に開催されたオンラインイベント「The B Word」でも「ビットコインが創業前にあればツイッターは今と違った」と発言もしていた。収益報告会で同氏は「今後のツイッターに影響を与えるトレンドはAI、分散化、ビットコインである」と話したとのこと。
具体的にツイッターとビットコインの関係に関して、次のように説明したとのことだ。
ツイッター社員や株主はもっとビットコインなどに注目すべき
JPMorganの(Doug Anmuth)氏はジャック氏に対して「ツイッターは具体的にビットコインをどのように適応させていくのでしょうか」と質問を投げかけた。
それに対しジャック氏は以下のように話している。
私は、インターネットがネイティブな通貨を持つというユースケースに焦点を当て、ビットコインがその役割を果たすのに最適な候補であるということに焦点を当てるべきだと考えています。インターネットに固有の通貨、グローバルな通貨があれば、Super Follows、コマース、サブスクリプションなどの製品を非常に迅速に進めることができ、市場ごとのアプローチではなく、地球上のすべての人にリーチすることができます。
これは私たちの未来の大きな部分を占めていると思います。特にソーシャルメディアの分散化や経済的なインセンティブの提供を考えると、通貨以外にも多くのイノベーションが期待できると思います。
ですからツイッター社やツイッター社の株主にとっても、この分野に目を向けて積極的に投資を続けることは非常に重要だと思います。ここにいるのは私たちだけではありません。フェイスブックがDiemでやろうとしていることを見てみましょう。これには明らかなニーズと評価があります。
このようなものにネイティブなオープンスタンダードは正しい方法だと思いますし、私がビットコインに注目する理由もそこにあります。だからこそ、スピードが出ると思います。より多くのイノベーションが可能になりツイッターを利用するすべての人にまったく新しいユースケースを提供することができるのです。
参考:21年Q2収益報告会
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro