三菱商事ファッションがトレードワルツをトライアル利用
三菱商事ファッション株式会社が貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(トレードワルツ)」をアパレル業界初のユーザーとしてトライアル利用開始する。同プラットフォーム提供の株式会社トレードワルツが7月21日発表した。
「TradeWaltz」はブロックチェーンを活用したプラットフォームで、プロジェクト貿易業務に関する書類を電子データで一元的に管理でき、同一プラットフォーム上で各種文書を業界関係者の間で電子的に共有、編集作業を可能とするという。
今回のトライアルでは三菱商事ファッションが未だ紙でやり取りしている貿易書類を電子化した場合の、効果検証を実施するとのこと。これにより貿易実務者のテレワークが可能となり、コスト削減や、業務の効率化が期待されるとのこと。リリースによるとこれまでに行った実証実験では、従来と比べた貿易業務にかかる時間を約4割~6割削減することが確認できているとのことだ。
なおトレードワルツは「船荷証券の電子化」が盛り込まれている「規制改革実施計画」が2021年6月18日に閣議決定されていることから、本格的な貿易業務電子化に向けた検討を進めていくとしている。
三菱商事ファッション株式会社の業務総括本部受渡部である日置雅也氏は「約半年間にわたりTradeWaltzの導入効果の検証、検討を進めてまいりました。トライアルを通じ書類の電子化による業務の効率化とリモートワーク対応力向上はもちろん、将来的にはデータの蓄積による更なる効果にも期待しており、また紙使用量減、書類輸送量減で環境への負荷低減、SDGsにも貢献したいと考えています」とリリースにてコメントしている。
また株式会社トレードワルツの取締役COOである久保岡宏之氏はリリースにて「アパレル業界としては初めてTradeWaltzトライアル利用を決めて頂き、三菱商事ファッション様に改めて御礼申し上げます。三菱商事ファッション様のご利用をもって、TradeWaltzのユーザー数が合計8社※となりました。今後も利用者の拡大や顧客満足度の向上に努め、更なる貿易業務の効率化に貢献してまいります」とコメントしている。
(※8社:商船三井ロジスティクス株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、富士フイルムホールディングス株式会社、丸全昭和運輸株式会社、三菱商事株式会社、三菱商事ファッション株式会社、三菱商事プラスチック株式会社、株式会社三菱UFJ銀行)
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参考:トレードワルツ
デザイン:一本寿和
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