米スマホ投資ドライブウェルス、ソフトバンクらから最大440億円資金調達か

米スマホ投資ドライブウェルス、ソフトバンクらから最大440億円資金調達か

個人向けモバイル投資サービス提供の米ドライブウェルス(DriveWealth)がソフトバンクとInsight Partners主導のシリーズDラウンドで、最大約440億円(4億ドル)を調達する予定であるとThe Blockが7月19日に報じた。これは関係者4人がThe Blockに情報提供したことで、明らかになった。

ドライブウェルスは2020年10月にPoint72 Venturesのリードで、Raptor Group、SBI Holdings、Route 66 Ventures、Mouro Capital、Fidelity International Strategic Venturesが参加したシリーズCラウンドで約62億円(5,670万ドル)の調達を行なっていた。

今回のシリーズDラウンドは、状況に詳しい関係者の一人によれば、正確な調達額はまだ確定していないとのことだ。また別の関係者によると、取引は間もなく終了するようだが、企業評価額は不明とのことだ。そしてドライブウェルスの広報担当者はThe Blockへのコメントを控えたとのこと。

ちなみに昨今の個人投資家の投資ブームに関するドライブウェルスのレポートによれば、同社の2021年上半期の取引量と全体の取引数は、2020年の通年の合計を上回っていたとのことだ。

そのレポートの中で、ドライブウェルス創業者兼CEOのボブ・コートライト(Bob Cortright)氏は「昨年始まったリテール投資革命は、投資の新しい時代の始まりを意味しており、2021年の上半期を通してそれが継続していることがわかりました。デジタルウォレットにより、消費者が知っているブランドにシームレスに投資することが容易になるにつれ、こうした傾向は続くと予想されます」とコメントしている。

参考:The Block
デザイン:一本寿和
images:iStocks/liulolo・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。