【速報】北島康介、ブロックチェーン活用の競泳プロチーム運営に意欲。「Tokyo Frog Kings」がフラクトン、パレードオールと提携

「Tokyo Frog Kings」がフラクトン、パレードオールと提携、web3.0化プロジェクト開始

Fracton Ventures株式会社とParadeAll株式会社が、競泳の国際プロリーグであるインターナショナル・スイミング・リーグ(ISL)の「Tokyo Frog Kings」とのパートナーシップ契約の締結を発表した。

ISLは2019年に創設された世界トップの選手がチーム対戦方式で戦う競泳の国際プロリーグ。2021年シーズンはヨーロッパ、北アメリカ、アジアから全10チームが出場する。そしてこのリーグに所属する「Tokyo Frog Kings」は、競泳金メダリスト北島康介氏がゼネラルマネージャーを務めるアジア初の国際チームだ。

北島康介氏率いる「Tokyo Frog Kings」

今回のパートナーシップによって、「Tokyo Frog Kings」をWeb3.0ネイティブなプロスポーツチームとする為の共同プロジェクトを開始するとのことだ。

この競泳プロチームのWeb3.0化という試みは、プロスポーツチームが率先してWeb3.0のテクノロジー及び考え方、アプローチを採用することで、チームとしていかに新しい取り組みを行えるか、またいかにサスティナブルな組織・チームを構築できるかといった観点で実施されるものとのこと。

そして具体的には、「海外Web3.0プロジェクトとの協業」や「ファンがチームにより貢献できるNFTを活用した商品の共同企画」、「海外選手との資金のやり取りを行う際の暗号資産の活用可能性についての共同調査」を実施するとのこと。

そして「サスティナブルなチーム運営のためのビジネスモデルの多様化」を目指して「トークンエンジニアリングを念頭おいた、チームスタッフやアスリートのインセンティブモデルの設計」なども行なっていくとのことだ。

北島康介「やりたいことはいっぱいある」とブロックチェーン活用に意欲

また昨日、Fracton Venturesとあたらしい経済の共催イベント「進化するインターネット”Web3.0”」に北島康介氏がゲストで登壇した。

イベントのテーマは「Web3.0社会とスポーツチーム」

今回の提携発表前に、パートナーシップに関する想いをそのイベントで編集部は北島氏に訊いた。

提携について北島氏は「(ISLは)既存にある各競技のプロリーグと違い世界中を巻き込んだリーグなので、あたらしい形のチームを僕ら作っていかなければいけないという課題がある。その中でWeb3の技術を活用して、彼ら(Fracton Ventures/ParadeAll)と一緒に挑戦したい、あたらしい組織を作っていきたい、そういう強い思いがあってご一緒することになりました」と話した。

またどのようにブロックチェーン技術を活用したいかに関して北島氏は「やりたいことはいっぱいあるんです」と意欲を見せた。

具体的には「例えば契約のやりとりや、選手の引退後の年金のようなものを暗号資産で賄える仕組みだとか、ファンとの繋がりへ活用し長く愛してもらえるチームづくりなど、沢山あるんですが、そういったことが一本化できるのがブロックチェーン・Web3の技術だと思っていて、これから挑戦していきたい、今後に注目していただきたいと思ってます」と語ってくれた。

まさにこれからオリンピックで多くのスポーツ、そして競泳も盛り上がっていくタイミングだ。そして8月末から開催される国際リーグで、北島康介氏が率いる「Tokyo Frog Kings」が新しいテクノロジーを活用していくかに注目だ。

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設楽悠介

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長 幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。