USDC発行のサークル、NY証券取引所に上場へ

USDC発行のサークル、NY証券取引所に上場へ

米ドルペッグのステーブルコインであるUSDCなどを発行するサークル(Circle)が、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場することを7月8日に発表した。

サークルの上場は特別目的買収会社(SPAC)のConcord Acquisition社と合併することで実現した。またサークルはニューヨーク証券取引所で「CRCL」のティッカーシンボルで取引される予定だ。

これによりサークルの企業価値は約4,900億円(45億ドル)となった。また最近の約480億円の資金調達やSPACなどの調達の組み合わせにより、サークルは約1,098億円(10億ドル)以上の資金を調達したとのことだ。

リリースによれば「USDCは2021年初頭から3400%以上の成長を遂げ、現在では250億ドル以上のUSDCが流通し、7億8,500万ドル以上のオンチェーン取引が行われています」とのことだ。

またサークルの投資家向け資料ではUSDCの利息収益が2021年Q2からQ4にかけて、大きく成長することが予想されている。

参考:サークル
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Abscent84

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。