2021年上半期のNFT総売上高は約25億ドル(約2,700億円)、過去最高を更新

2021年上半期のNFT総売上高は約25億ドル(約2,700億円)、過去最高を更新

2021年上半期のNFTの総売上が約25億ドルに達したとロイターが7月6日に報じた。

ロイターは、複数のブロックチェーン上の取引を追跡するサイトであるダップレーダー(DappRadar)のデータを参照し、NFTの売上が2021年の第2四半期にて四半期売上の最高値を更新したこと、また2021年上半期の総売上が24.7億ドル(約2,700億円)であることを報告した。2020年の上半期の売上である1,300万ドル(約14億円)と比較すると、約180倍の規模に増加していることがわかる。

ただしこれらの数値はオンチェーンでの取引しか反映していないため、オークションハウスでの取引のようなオフチェーンでの売上は別に考慮する必要があるとのことだ。

また、主要NFTプラットフォームであるOpenSeaでも売上高が順調に伸びており、6月時点で過去最高の月間売上である1.5億ドル(約165億円)を記録しているとのこと。

NFT市場が拡大し続ける一方で、個々のNFTレベルでは売上を減少させているものもあるとのこと。ダッパーラボのNBAトップショットでは今年の2月をピークに売上が下がり続けており、今年6月の売上は5,300万ドル(約58億円)でピーク時に比べ70%以上減少している。さらに購入者数についても3月の40万人から6月には24万人に減少したとのことだ。

参考:ロイター
デザイン:一本寿和
images:iStocks/ThinkNeo

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この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。