金融庁が暗号資産取引所バイナンスに警告、2018年以来の2度目

金融庁がバイナンスに警告、2018年以降2度目

金融庁が本日6月25日、暗号資産取引所バイナンス(Binance Holdings Limited)に対して、無許可で日本において暗号資産交換業を行う者として警告書の発出を行った。

警告文では、バイナンス「インターネットを通じて、日本居住者を相手方として、暗号資産交換業を行っていたもの」としている。

金融庁HPより

なお金融庁がバイナンスに対し警告を行うのは今回が2度目だ。2018年3月23日にバイナンスに対して同様の警告を発出していた。

なお当時警告を受けたバイナンスは、サイトの日本語翻訳を削除していたが、その後改めて現在ではサイトは日本語に原則対応している。

なおバイナンスは昨日24日にNFTのマーケットプレイスをローンチした。そこでNFTを販売する日本人のクリエイターの名前も発表されている。日本でも盛り上がりをみせるNFTサービスを開始したことも、今回このタイミングの警告の一因となった可能性もあるかもしれない。

参考:金融庁「Binance Holdings limitedに対する警告書の発出について」

 

この記事の著者・インタビューイ

設楽悠介

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長 幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

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