水資源管理にブロックチェーン、米コロラド州が技術研究の法案承認

水資源管理にブロックチェーン、米コロラド州が技術研究の法案承認

コロラド州議会の両院がブロックチェーンなど新技術を州の水資源管理に利用する可能性を研究する法案を6月20日に承認した。この法案は45人の議員によって支持された。

The Blockによれば、現在米国西部の各州は干ばつや長期的な水利権・水管理の問題に取り組んでいるとのことだ。

コロラド州は具体的にブロックチェーンなどの新技術が「(1)地表水と地下水の監視、管理、保全、配分を改善すること(2)生産された水や廃水のリサイクル、再生、廃棄のプロセスにおける非効率性や無駄を削減すること(3)水利権取引の当事者が取引の根拠となるデータをより信頼できるようにすること」に役立つと法案に記載されている。

さらにこの法案にはコロラド州議会が「コロラド大学がコロラド州立大学およびコロラド水研究所と協力して、ブロックチェーンなどの技術の実現可能性調査および試験的な展開を行うことを許可し指示すること、およびこれらの技術がコロラド州の水管理を改善する可能性について総会に報告することが公共の利益になることを宣言する」とも記載されている。

特にブロックチェーン技術は水の使用に関するデータのブロックチェーンによる文書化、通信、認証、増量計画を含むコロラド州の先取特権制度に基づく義務の履行、および水の保全などに活用される予定となっている。

参考:The Block
デザイン:一本寿和
images:iStocks/NCemile-Bingol・katatonia82

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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