ピーター・ティールがDAOへの出資を牽引、ビットダオが約250億円調達

ピーター・ティールがDAOへの出資を牽引、ビットダオが約250億円調達

DAO(自律分散型組織)としてビットダオ(BitDAO)が組成され、ピーター・ティールやアラン・ハワードなど複数の著名な投資家から約250億円(2億3000万ドル)の資金調達を行なったとThe Blockが6月16日に報じた。この調達はプライベート・トークン・セール によって行われたとのことだ。

ピーター・ティールがFounders Fund、Pantera Capital、Dragonfly Capitalとともにこのラウンドをリードした。またその他の投資家としてJump Capital、Spartan Group、Fenbushi、SynthetixのKain Warwickなどが参加した。 

ビットダオの目的は、DeFiプロジェクトに助成金や流動性の提供、研究開発センターを設置することで、分散型金融(DeFi)セクターの成長を促進することのようだ。

ビットダオはThe Blockに共有した声明文にて「BitDAOは、DeFiを全面的に支援し、DeFiの成長を促進するために多大な資金と人材を投入します。BitDAO関連の研究開発センターについて、DAOはDeFiセクターが直面する技術的課題の革新と取り組みを支援するために、数百人の雇用を目指します」と述べている。

参考:The Block
デザイン:一本寿和
images:iStocks/antoniokhr

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。