中米経済統合銀行がエルサルバドルのビットコイン法定通貨化を支援、技術チームも発足

中米経済統合銀行がエルサルバドルのビットコイン法定通貨化を支援、技術チームも発足

中米経済統合銀行(CABEI)の総裁が、エルサルバドルがビットコインを法定通貨として確立することを支援する意向であるとDecryptが6月14日に報じた。CABEI総裁のダンテ・モッシ(Dante Mossi9)氏は6月14日に記者会見を行った。

その会見でダンテ・モッシ総裁は、中米経済統合銀行がエルサルバドル政府を支援するための技術チームを設立することを明らかした。またダンテ・モッシ総裁は、エルサルバドルのナイーブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領とその政府に宛てたメッセージの中で「中米経済統合銀行は、エルサルバドル政府の最初の支援先として選ばれたことを誇りに思います」と述べている。

技術チームは、中米経済統合銀行の専門家に加えて、エルサルバドルの財務省と中央銀行の専門家で構成される予定とのことだ。また中央アメリカ経済統合銀行はエルサルバドルの通貨としてビットコインを導入するために、プロジェクトの計画や法的な面での支援も行う予定のようだ。

さらにダンテ・モッシ総裁は「エルサルバドルほど広くビットコインを導入している国は他にありません。これはユーザーを保護する最善の方法を見つけるために、正面から取り組まなければならない課題です」と述べている。

参考:Decrypt
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・NatanaelGinting

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。