ゴールドマンサックス、イーサリアムオプション・先物取引を計画か

ゴールドマンサックス、イーサリアムオプション・先物取引を計画か

米投資銀行ゴールドマンサックスがイーサリアム(ETH)のオプションおよび先物取引を、今後数ヶ月以内に開始する予定であると6月14日にブルームバーグが報じた。ブルームバーグがゴールドマンサックスのデジタル資産部門の責任者であるマシュー・マクダーモット(Mathew McDermott)氏にインタビューしたことで明らかになった。ちなみに2021年にゴールドマンサックスはビットコインに連動した上場先物取引を顧客に提供するためのトレーディングデスクを再開している。

先物取引は将来の一定期日に取り決めた価格で原資産を売買する取引で、オプション取引は一定期日に取り決めた価格で原資産を売買する権利を売買する取引のことだ。

ゴールドマンサックスのデジタル資産部門の責任者であるマシュー・マクダーモット氏は「当社の戦略的方向性に合致した様々な企業を投資検討しています。機関投資家のデジタル資産への投資は継続すると思います。価格が調整されているにもかかわらず、この分野への関心は非常に高いままです」と述べている。

ゴールドマンサックスは6月に機関投資家向けのステーキングインフラを開発・運用するブロックデーモン社へ出資している。また5月には機関投資家向けの暗号資産データプロバイダーであるコインメトリックスにも出資をしている。そしてコインメトリックスの取締役にマシュー・マクダーモット氏が就任している。

参考:ブルームバーグ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。