gumi創業者の國光氏退任、ブロックチェーンとVRに注力か

gumi創業者の國光氏が退任

株式会社gumiが、同社の創業者であり取締役会長である國光宏尚氏の役職退任を6月11日発表した。

発表によると國光氏は7月28日開催予定の第14回提示株主総会の終結をもって任期満了にて退任となる。

また同日gumiは、國光氏が創業し、株式会社gumi Cryptos が投資を行っているブロックチェーン関連事業「FiNANCiE(フィナンシェ)」運営の株式会社フィナンシェのgumi Cryptosが所有する全株式(全体の4.5%)を、國光氏へ譲渡することも発表した。

なお株式譲渡後に國光氏が株式会社フィナンシェの株式を売却し、売却益が発生した場合には、gumiグループに一定程度の売却益を帰属させる旨の記載がある。

國光氏は現在、数々のブロックチェーンプロジェクトへの投資を行っている株式会社gumi CryptosとVR/XRを手掛けるTokyo XR Startups株式会社の代表取締役社長を務めている。そのため今後國光氏はブロックチェーン分野及びXR分野へ力を入れていくとみられる。

またgumiは國光氏へ対し、創業者功労金の贈呈も発表した。その額は1.5億円となるようだ。

國光氏は今回の退任について自身のnoteも公開した。

その最後で「gumiは卒業しますが、隠居するわけではないですw ていうより、これまで以上に限界突破でぶっ込んでいきたいと思っています!w これまでありがとうございました!これからもよろしくお願いします! VR is Now! Blockchain is Now!」とコメントしている。

参考
・取締役候補者の選任及び取締役の退任に関するお知らせ
・創業者功労金の贈呈に伴う特別損失の計上に関するお知らせ
・投資有価証券の譲渡に関するお知らせ 

デザイン:一本寿和
images:iStocks/berya113

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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