MOBI、車両販売の資金調達効率化のための規格発表

MOBI、車両販売の資金調達効率化のための規格発表

モビリティ業界のブロックチェーンイニシアチブであるMOBIが車両販売に関わる資金調達情報を共有するための規格「金融・証券化・スマートコントラクト(FSSC)規格」を6月8日に発表した。

MOBIによると、FSSC規格とは分散型台帳技術を用いてトランザクションとデータ交換のための信頼性のあるレイヤーを構築し、資金調達の実行時に発生するコストと時間を削減することを目的に設計された規格である。

FSSC規格のユースケースとしては、KYC、ディーラーへの購入資金融資、証券化のためのブロックチェーン基盤、ローン申請時の証明書の検証などが挙げられている。 

MOBIはこれまで「車両識別規格」「電動自動車グリッド統合規格」「コネクテッド・モビリティ・データ・マーケットプレイス規格」の3つの規格を発表しており、今回のFSSC規格は4つ目の規格となる。

参考:MOBI
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artsstock

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。