暗号資産ステーキング・ノード管理のブロックデーモン、GSらから約30億円調達
暗号資産(仮想通貨)のステーキングとノード管理のインフラを提供する米ブロックデーモン(Blockdaemon)が、シリーズAの資金調達ラウンドにてゴールドマンサックスらから約30億円(2,800万ドル)を調達したことを6月8日に発表した。
このシリーズAラウンドはグリーンスプリング・アソシエイツが主導し、新規投資家としてゴールドマン・サックス、BlockFi、ウォーバーグ・セレス、Uphold、Voyager Digital.、Illuminate Financial、Hard Yakaが参加した。既存のシードラウンドの投資家であるBoldstart Ventures、Coinfund、Kenetic、CoinShares、Borderless Capital、Blockchain.com Ventures、Lerer Hippeau、Heavybitは投資額を増やしている。
ブロックデーモンはこの1年間で40のブロックチェーンネットワークと20の地域に10,000以上のノードを展開した。またブロックデーモンは平均50億ドル以上のステーキング資産を持ち、年末までに500億ドル以上の資産を持つことを目指しているようだ。
具体的にブロックデーモンはBETH 2.0、Bitcoin、Cardano、Polkadot、Cosmos、SKALE、MobileCoin、Lightning Networkなどのノードやステーキングをサポートしているとのことだ。
ブロックデーモンのCEO兼創業者であるコンスタンティン・リッチャー(Konstantin Richter)氏は「今回の資金調達はブロックデーモンにとって重要なマイルストーンとなります。業界をリードする金融テクノロジープロバイダーやVC企業からの投資により、今回のラウンドでは、グローバルな金融機関との既存の戦略的関係を深めながら、ノードインフラストラクチャサービスのさらなる拡大、成長中のチームへの追加、世界各地の新興市場でのプレゼンスの強化を図ることができます。ブロックデーモンは、あらゆる規模の金融機関に信頼されるブロックチェーン業界のゲートウェイとして、企業に最適なノード構成を提供することで、複雑で時間とコストのかかるノード管理プロセスを簡素化し、事業を迅速に拡大することができます」とコメントしている。
参考:ブロックデーモン
デザイン:一本寿和
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