中国著作権協会、ブロックチェーン著作権サービスプラットフォームをリリース

中国著作権協会、ブロックチェーン著作権サービスプラットフォームをリリース

中国著作権協会(CSC)が、「中国著作権チェーン(China Copyright Chain)」と呼ばれるブロックチェーン著作権サービスプラットフォームの正式リリースを、6月1日に中国国家知識産権局の中国オンライン著作権保護・発展会議で発表した。

発表によると中国著作権チェーンは、著作権の存在証明、侵害監視、オンラインフォレンジック、削除命令の発行、著作権調停、権利保護訴訟など、著作権保護サービスの全過程を権利者に提供することができる。

中国著作権協会理事である阎暁宏(ヤン・シャオホン)氏は、「不変性、追跡可能性、分散型コンセンサスという特徴を持つブロックチェーン技術は、デジタル著作権保護と自然に契合し、著作権保護のコストを大幅に削減し、著作権保護の効率を向上させるとともに、オンライン著作権の保存、取引、維持のための新しい方法を提供しました」と述べた。

また最高人民法院知的財産法廷の審判長である秦元明(シン・ユァンミン)氏は会議にて「著作権の司法審判でもブロックチェーン技術を積極的に運用し、北京、杭州、広州のインターネット裁判所は、ブロックチェーンにて著作権の存在証明を審理した実績が相当あります」と発言した。

参考:中国新聞網
デザイン:一本寿和
images:iStocks/StudioM1・Who_I_am

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。