【取材】Concordium財団、日本向けメインネット・ローンチ・イベント「Concordium Genesis」を6月12日に開催(Japan Lead 太田真)

Concordium財団、日本向けイベント「Concordium Genesis」を6月12日に開催

パブリックブロックチェーンConcrdiumがメインネットローンチを記念して日本向けにイベント「Concordium Genesis」を6月12日にオンラインで開催することを発表した。

Concordiumは規制要件に合う企業が提供するサービスに不可欠なアイデンティティ・ソリューションを内蔵したブロックチェーン・プラットフォームだ。

スイスに本部を置くConcordium財団は、まず6月9日にグローバルに向けた「Concordium Genesis」イベントを開催する。そして6月12日に日本のステークホルダーたちが参加するイベントを開催する流れとなっている。

6月9日のイベントは日本時間午後9時に開催される。グローバルイベントの登壇者はConcordium財団の創業者兼CEOのラース・セイアー・クリステンセン(Lars Seier Christensen)氏やCEOのローン・フォンス・シュローダ(Lone Fønss Schrøder)氏など合計6名となっている。ローン・フォンス・シュローダ氏は現在ボルボ・カーズの副会長とイケアの取締役を務めている。

日本向けのイベントはConcordium財団と株式会社HashHubが共催する形で行われる。登壇者とタイムテーブルは次の通りである。 

あたらしい経済編集部はConcordium財団のJapan Leadを務める太田真氏へ取材を行った。

Concordium財団 Japan Lead 太田真氏へ取材

ーConcordiumの魅力について、他のパブリックチェーンと比較して教えていただけますか?

太田真(以下:太田):規制要件またはプライバシーとアカウンタビリティ(説明責任)を満たす、アイデンティティ(ユーザー識別)機能を実装したパーミッションレスのブロックチェーンです。

他のプロジェクトのようなプライバシーを謳うユーザーのトランザクションの匿名性を保証するのではなく、Concodiumは、ネットワークのプライバシーを保証します。

ユーザーはConcordiumのネットワークに参加するためには、第三者のIDプロバイダーからオフライン検証を受けて、アカウントをブロックチェーン上に公開します。

それによって、正直なユーザーはゼロ知識証明の恩恵を受けることでき、悪意ある者がその匿名性を取り消されます。

ーどのような方にイベントへ参加していただきたいとお考えでしょうか?

太田:イノベーション、デジタル化社会に取り組む企業や開発者です。例えば、eKYC、証券のトークン化サービスやブロックチェーンのサービスとKYCに課題を抱えているサービス提供者や開発者です。KYCの実装はサービス提供に求められています。その構築はサービス開発にとって大きな負担になっていると思います。

とくにサービスをグローバルに展開しようとするなら、各国の規制要件に満たさなければならず、企業戦略そのものに影響があります。

Concordiumはプロトコルレベルでユーザー識別機能を開発することにより、プライバーを重視した、各国の規制条件に合うサービスを構築できるプラットフォームを目指しています。

参加者はConpassにてイベントを申し込み、指定されたYoutubeリンクを通してイベントを視聴する形となる。

イベント:Concordium Genesis メインネット・ローンチイベント
images:(iStocks/Kateryna-Bereziuk)
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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