ETH担保の米ドル融資商品提供へ、アンカレッジと米老舗銀行BnakProvが提携

アンカレッジと米老舗銀行BnakProvが提携

米デジタル資産カストディのアンカレッジ(Anchorage)が1828年設立の米銀行BankProv(バンクプロブ)と提携し、法人向けに暗号資産イーサリアム(ETH)担保の米ドル融資商品を提供することを6月3日に発表した。

この融資商品はETHに投資していて資金を必要としている暗号資産ファンドなどに対して、保有するETHを清算することなく、経営に必要な分の米ドルを保有できる機会を与えることを目的にしている。

BankProvは、アメリカで10番目に古い銀行で、2020年に近代的なリブランドを行う前は、The Provident Bankという名前で200年以上運営されていた。

BankProvのCEOであるデイブ・マンスフィールド(Dave Mansfield)氏は「暗号資産コミュニティ向けのフルサービスの提供を次のレベルに押し進めています。私たちは暗号資産市場にも、アメリカの他の合法的で資本力のあるコンプライアンスの高いビジネスと同様に、従来の融資ツールへのアクセスと権利が与えられるべきだという使命と信念をしっかりと持っています。アンカレッジの担保管理技術はワールドクラスであり、銀行業界の信頼できるパートナーとなっています」とコメントしている。

アンカレッジの共同創設者兼社長のディオゴ・モニカ(Diogo Mónica)氏は「アンカレッジでは、デジタルアセットインフラの未来は、最先端のテクノロジーと相互に有益なパートナーシップによって築かれると考えています。BankProvは企業の技術をつなぐことに長年取り組んでおり、規制遵守の実績もあり、私たちの考えと一致しているので、提携できたことを嬉しく思います」とコメントしている。

参考:アンカレッジ
デザイン:一本寿和

images:iStock/paitoonpati

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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