キャンディデジタル、米メジャーリーグ ルー・ゲーリッグ選手の言葉をNFT化し販売

キャンディデジタル、米メジャーリーグ ルー・ゲーリッグ選手の言葉をNFT化し販売

人気スポーツグッズ企業のファナティクス(Fanatics)とその創業者であるマイケル・ルービン(Michael Rubin)氏は、VaynerXの会長であるゲイリー・ヴェイナーチャック(Gary Vaynerchuck)氏とギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)の創業者マイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)と提携し、キャンディデジタル(Candy Digital)というNFT企業を設立したことを6月1日に発表した。これはマイク・ノボグラッツがツイートしたことで明らかになった。

キャンディデジタルはスポーツ関連のNFTを中心に展開していくとのこと。最初に発売されるのは、米国メジャーリーグベースボール(MBL)とのコラボレーションによるデジタルコレクティブルだ。最初のNFT作品は元メジャーリーガーのルー・ゲーリッグ(Lou Gehrig)選手が1939年7月4日に行った「Luckiest Man」という別れの言葉をNFT化したものとなる。ルー・ゲーリッグ選手はALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された後、野球人生に別れを告げた。

MLBの事業開発担当副社長であるケニー・ガーシュ(Kenny Gersh)氏はニューヨーク・ポスト紙のインタビューに対して「NFTというと、流行りものというイメージがあります。私たちがキャンディデジタルの社員と一緒にやろうとしていることは、長期的に持続可能なビジネスを構築することです。耐久性と長期的な成功を象徴する人物として、ルー・ゲーリッグ以上の人物がいると思いますか?」と答えている。

マイク・ノボグラッツ氏は「NFTは、文化財の所有に関する私たちの考え方を根本的に変えています。私たちはNFTの初期フェーズにいますが、キャンディデジタルの創造性、コミュニティ、信頼性への焦点はすべて、この新しい市場を定義するうえで重要な役割を果たします」とツイートしている。

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStock/Who_I_am

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。