「ビットコインは金よりも銅に似ている」ゴールドマンサックス ジェフ・カリー氏見解

「ビットコインは金よりも銅に似ている」ゴールドマンサックス ジェフ・カリー氏見解

ゴールドマン・サックスの商品リサーチ部門グローバルヘッドであるジェフ・カリー(Jeff Currie)氏が6月1日のCNBCのインタビューにて、暗号資産が金よりむしろ銅に近い性質を持つことを説明した。

カリー氏によると、暗号資産と金はどちらも価格上昇のヘッジ手段としてみなされているが、ここ最近の価格変動を考慮すると、暗号資産は金の代替ではなくむしろ銅や石油などの代替として捉えるべきとのことだ。

カリー氏は「ビットコインと銅の相関関係、あるいはリスク選好度とビットコインの相関関係を見ると、ビットコインには10年の取引履歴があり、間違いなくリスクオンの資産であることがわかります」と述べ、安全資産とみなされている金とは違い、暗号資産は銅のようなリスク資産として機能していると説明した。

さらにカリー氏によると、金などの安全資産は供給の低下によって引き起こされる「悪いインフレ」のヘッジとして機能するのに対し、銅や暗号資産などのリスク資産は需要の上昇によって引き起こされる「良いインフレ」のヘッジとして機能するとのことだ。

参考:CNBC
デザイン:一本寿和
images:iStock/branex・LongQuattro

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。