米ロビンフッド、IPOのための申請書類を来週にも公開か

米ロビンフッド、IPOのための申請書類を来週にも公開か

株式や暗号資産の取引アプリを提供する米ロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)が、来週中にも新規株式公開(IPO)のための申請書類を公開する予定であることがロビンフッド関係者の証言により明らかになった。ブルームバーグが5月19日に報じた。

ロビンフッドはIPOに向けて今年3月に米国証券取引員会(SEC)に申請書類を提出し、書類を一般公開する前に必要な修正点などの助言を受けていた。今回、申請書類が公開されることになれば、初めて一般の人々がロビンフッドの包括的な財務状況や株式に関連するリスクを知ることになる。

ブルームバーグの報道によると、関係者はロビンフッドのIPO計画は進んでいるものの時期や内容は変更される可能性があると述べている。またIPOに関してロビンフッドの代表者はコメントを控えているとのことだ。

一方でロビンフッドのサービスのような新たな投資形態に関しては規制の議論も行われており、SECの委員長であるゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)氏は5月6日の公聴会にて「多くの規制は最近のテクノロジーが取引の方法を変更する前に制定されたものであり、我々は自分たちの規制を見直す必要がある」とロビンフッドについて述べている。

参考:Bloombergゲイリー・ゲンスラー氏の金融サービスに関する証言

(images:iStocks/FMNG・antoniokhr)

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あたらしい経済 編集部

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