シグナム銀行、ICPのカストディと預金サービス開始
スイスのデジタルアセットバンクのシグナム銀行(Sygnum Bank)が暗号資産インターネットコンピューター(Internet Computer:ICP)のカストディ(資産保管業務)および預金サービスを開始することを5月18日発表した。
1/ Sygnum Bank is the first Swiss bank to offer custody and banking services for the #InternetComputer utility token (ICP). @sygnumofficial pic.twitter.com/n71uh7hdIm
— DFINITY Foundation (@dfinity) May 18, 2021
ICPは2016年に設立された非営利団体ディフィニティ(DFINITY)財団が開発を主導する分散型クラウド「Internet Computer」のガバナンストークンで、5月7日にローンチしている。
またシグナム銀行はインターネットコンピュータ協会の主要メンバーでもあり、ノードの運営も行っているとのこと。
リリースによるとICP取り扱い第1フェーズでは、ICP保有者はICPをシグナム銀行に預けることができ、そのICPは同行から分離されたウォレットに機関レベルのセキュリティで保管されるという。また第2フェーズではICP向けの銀行サービスが展開され、24時間365日のスポット取引やオプション取引が提供される予定とのこと。さらにICPトークンの保有に対してフィアットの流動性を提供するために、ロンバードローン(証券担保ローン)が提供される予定とのことだ。
参考:Sygnum Bank
(images:iStocks/Ninja-Studio)