ポルカドット、パラチェーン接続に向けたロードマップを発表
ポルカドット(Polkadot)の共同創業者であるギャビン・ウッド(Gavin Wood)氏がポルカドットの今後のロードマップを5月18日に発表した。
ポルカドットは様々なブロックチェーン(パラチェーン)を相互接続し、1つのネットワークとして実現することを目指すプロジェクト。ウッド氏によると、ポルカドットはパラチェーン接続に向けた最終フェーズに入っているとのこと。
先週、ポルカドットの開発を主導するパリティ・テクノロジーズ(Parity Technologies)はポルカドットにパラチェーンを展開するために必要なロジックを備えたバージョン0.9をリリースした。ポルカドットの実験用の姉妹チェーンであるクサマ(Kusama)ではすでにこのアップデートが適用されているため、クサマ上でパラチェーンをホストする準備は整っているとのこと。今後、クサマ上でパラチェーン選定のためのオークションおよび1つ以上の外部パラチェーンの接続が成功すれば、ポルカドット上でのパラチェーン立ち上げが開始されるとのことだ。
<今後の予定>
5月18日にクサマでパリティ製のパラチェーンであるシェルパラチェーンの接続に成功したことが発表された。このシェルパラチェーンが24時間特に問題なく稼働すれば、シェルパラチェーンをステートマインパラチェーン(任意の資産のホスティングやネイティブトークンの保管・送金が行えるチェーン)にアップグレードさせるとのこと。
その後、ステートマインチェーンが問題なく機能することを確認し次第、クサマ上でパラチェーン選定のためのオークションを開催し、サードパーティー製のパラチェーンの接続を試みるとのことだ。
さらにKusama上でオークションが成功し次第、すぐにポルカドット上でもオークションが開始される予定とのことだ。
参考:Gavin Wood
(images:iStocks/Kateryna-Bereziuk・artacet)