エヌビディアがRTXシリーズの暗号資産マイニング・ハッシュレート制限を発表、ゲームなどのユーザーを考慮し

エヌビディアがRTXシリーズの暗号資産マイニング・ハッシュレート制限を発表、ゲームなどのユーザーを考慮し

PC用グラフィックカードの製造を行う米エヌビディア(Nvidia)が同社のフラッグシップシリーズであるGeForce RTXシリーズの供給安定化のために、同シリーズの複数製品のハッシュレートを制限することを5月18日に発表した。

エヌビディアによると、RTXシリーズは暗号資産のマイニング目的での需要が高く、本来の用途であるゲームなどに利用したい消費者の手に製品が行き渡っていない状況にあるとのこと。これを受け、同社は今後RTXシリーズをマイニング能力(ハッシュレート)を低下させた状態で出荷するとのことだ。

今回対象となる製品はGeForce RTX 3080、RTX 3070、およびRTX 3060 Tiの3製品であり、5月下旬以降からハッシュレートの制限が適用される予定となっている。なおこれらの低ハッシュレート版のRTXシリーズにはこれまでのバージョンと区別するために「LHR(LiteHashRate)」の識別子が付与されるとのこと。

エヌビディアは今年2月にもRTXシリーズの下位モデルであるRTX 3060について同様にハッシュレートを低下させることを発表している。また同月にはマイニング専用GPUであるCMPシリーズの製造を発表している。

参考:Nvidia

(images:iStocks/Believe_In_Me)

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あたらしい経済 編集部

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