EY、ブロックチェーン領域へ約110億円の追加投資
監査法人EYがブロックチェーンおよび暗号資産(仮想通貨)技術の研究、エンジニアリング、サービスに約110億円(1億ドル)以上の追加投資を行うことを発表した。
この追加投資は、EYが2020年9月に発表した「EY NextWave Strategy」に続くものとのこと。「EY NextWave Strategy」では2021年度にEYの人材、技術、監査に約1,600億円(15億ドル)を投資することなどが掲げられている。
EYの追加投資の目的は、トークナイゼーションやスマートコントラクトにより、複数の当事者による企業間取引が可能になる新時代に向けて、新製品の開発を加速させユーザーエクスペリエンスを向上させ、市場への導入を促進することのようだ。
またEYは「EY Blockchain Analyzer」を通じて、スマートコントラクトとトークン・レビュー・ツールの第2世代の一部として、取引などのシュミレーション環境を提供することも発表した。このサービスは、複雑なDeFiのスマートコントラクトエコシステムで使用されることが期待される複数の新機能をサポートしているとのことだ。具体的にはコンプライアンステストと従来のコードレビューが融合されたものを提供し、カスタマイズされたスマートコントラクトテストとメインネット取引のシミュレーションをサポートするとのこと。
EYグローバル会長兼CEOのカーマイン・ディ・シビオ(Carmine Di Sibio)氏は「過去5年間、私たちはブロックチェーンへの投資を行い、革新的なソリューションを開発しEYをこの新興産業のリーダーとして確立してきました。ブロックチェーンの導入が進みEYのクライアントからの需要が高まる中、クライアントの課題やニーズに応えるためのEYのさらなる投資に期待しています」とコメントしている。
参考:EY
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