中国の暗号資産サービス企業バベル・ファイナンス、セコイアチャイナらから約40億円の資金調達
暗号資産(仮想通貨)特化の金融サービスを提供する中国のバベル・ファイナンス(Babel Finance)が、シリーズAラウンドで約42億円(4,000万ドル)の資金調達を行ったことを発表した。
このラウンドはZoo Capital、Sequoia Capital China、Dragonfly Capital、BAI Capital、Bertelsmann、Tiger Global Managementがリードし、既存の投資家からもフォローオン投資が行われたとのこと。
バベル・ファイナンスは2021年2月時点で、500社以上の機関投資家にサービスを提供しており、暗号資産融資事業は約2,200億円(20億ドル)相当による暗号資産の残高に達しているとのことだ。またバベル・ファイナンスは月間約8,200億円(80億ドル)の取引量を誇る最大の暗号資産デリバティブプレーヤーの1つとしても浮上しているとのこと。
バベル・ファイナンスのCEOであるフレックス・ヤン(Flex Yang)氏は「伝統的な金融からの新しい投資家との提携は、より革新的な商品を提供し、コンプライアンス管理を強化し、最終的には信頼性の高い一連のサービスを提供して、ポートフォリオに暗号資産を追加することに熱心な主流の投資家からの高まる需要に応えるための重要なステップです」とコメントしている。
バベル・ファイナンスの共同設立者であるデル・ウォン(Del Wang)氏は「バベル・ファイナンスは米国のデジタルカレンシーグループ(DCG)に匹敵する規模と帯域幅を持つグローバル・パワーハウスになることを目指しています。昨年からの勢いを維持しつつ、バベルの成長は、私たちのビジョンに合致した投資家との資金調達、投資、M&A、戦略的パートナーシップによってさらに促進されるでしょう」とコメントしている。
参考:バベル・ファイナンス
(images:iStock/Abscent84・BadBrother)