コインベースやフォビらがICPの取り扱い発表、ディフィニティの分散型ネットワーク「Internet Computer」がローンチ

ディフィニティの分散型ネットワーク「Internet Computer」がローンチ

スイス拠点の非営利団体Dfinity Foundation(ディフィニティファウンデーション)が分散型ネットワーク「Internet Computer(インターネットコンピューター)」のローンチを5月7日発表した。

このプロジェクトは同団体が2008年に構想し、これまでにa16zやPolychain Capitalなどの投資家から1億200万ドル(約130億円)の資金調達を行っている。

「Internet Computer」はウェブスピードで無制限に動作する世界初のブロックチェーンと説明されており、これによりディフィニティは分散化された安全で拡張性のあるブロックチェーンネットワークを生み出すことで、ブロックチェーンのトリレンマを解決するとしている。

今回の「Internet Computer」のローンチを前にコインベースを始めとした暗号資産(仮想通貨)取引所が「Internet Computer」のガバナンストークンであるICPに関するサービス取り扱いを発表している。

コインベースの暗号資産管理サービスのCoinbase CustodyではすでにICPのサポートは開始しており、個人トレーダー向けプラットフォームCoinbase Proにおいては5月10日9:00(太平洋標準時)から行うと発表している。またデリバティブ取引所FTXはICPの無期限先物契約の取り扱いを6日より開始している。

さらに暗号資産取引所Huobi(フォビ)についてもICPの取り扱いを5月10日に発表しており、OKExもICPのスポット取引開始を発表、併せてOKExはInternet Computer Ecosystem支援に1000万ドルのファンドを立ち上げることも5月10日発表している。

参考:コインベースOKEx

(images:iStock/vectortatu)

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あたらしい経済 編集部

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