チリーズのSocios. com、米NHLニュージャージー・デビルズと提携

チリーズのSocios.com、米NHLニュージャージー・デビルズと提携

ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」を運営するブロックチェーン企業チリーズ(Chiliz)が、米NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)に所属するニュージャージー・デビルズとマーケティング・パートナーシップを締結したことを4月29日発表した。

今回の提携により、米テレビ局のMSGネットワークにて放送される今シーズン残りのホーム&アウェイの全試合において、デビルズのデジタルサイネージにSocios.comのグローバル・ブランド・マークが表示されるとのことだ。

チリーズ運営の「Socios.com」ではプロスポーツチームがファントークンを発行・販売することで資金調達ができる。またファンはそのファントークンを購入することでクラブチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる。

「Socios.com」は現在ACミランやFCバルセロナをはじめとした欧州サッカークラブチームなどにファントークンを提供している。また発行されたファントークンの購入に使用する暗号資産(仮想通貨)Chiliz(CHZ)は現在、暗号資産取引所であるBINANCE、Huobi Global、Bitfinex、KuCoin、FTX、HitBTC、Bitcoin.com Exchange、Changellyなどで上場されている。

なお今回の発表にはファントークンの発行に関する詳細には触れられていない。

編集部のコメント

今年3月2日にチリーズは米国への市場拡大の為に5,000万ドル(約53億円)の投資を行うとして発表を行っていました。

その際のチリーズのCEOであるアレクサンドル・ドレイファス(Alexandre Dreyfus)氏のコメントによると「チリーズの世界的な成長計画の中で米国への進出は大きな焦点となる」と投資について説明し、チリーズがニューヨークにオフィスを開設し米国の主要な5つのスポーツリーグ(NFL:フットボール・MLB:野球・NBA:バスケットボール・NHL:ホッケー・MLS:サッカー)に対しファントークンを発行する準備をしていることや、F1やeスポーツチームとも交渉中であることが明かされています。

その後3月31日には米国の総合格闘技団体プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(PFL)と提携し、同団体のファントークン発行を開始しています。

今回のニュースはチリーズの米国進出の続報となっています。

関連ニュース

米国初、格闘技団体PFLがチリーズ(Chiliz)の「Socios.com」でファントークンを発行

楽天ヨーロッパとチリーズ(Chiliz)提携、楽天ポイントとファントークン交換可能に 

チリーズが米国の市場拡大に向け5000万ドルを投資

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

参考:http://Socios.com

(images:iStock/msan10)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された