ビットコイン解析ツール無料公開、暗号資産データ分析のBasset

ビットコイン解析ツール無料公開、暗号資産データ分析のBasset

株式会社Basset(バセット)が暗号資産(仮想通貨)ビットコイン向けの情報解析ツール「Basset Explorer」の一般公開を4月21日発表した。

この「Basset Explorer」を利用することで自身が保有するビットコインの来歴やビットコインを送付する際の送付先アドレスの属性(サービスの種類や名称など)など、誰もがブロックチェーンに記録されたアドレスやトランザクションを検索し、関連するインターネット上の公開情報の有無を確認できるとのことだ。

Bassetでは一般の利用者から暗号資産を騙し取る詐欺やフィッシングに関する相談や調査の問い合わせを受けており、2020年末以降に暗号資産の価格が大幅な上昇傾向になったことで、これらの調査依頼の件数が急激な増加傾向にあるという。このような背景から今後暗号資産への投資が広く浸透するにつれて「Basset Explorer」のようなツールが調査会社や法執行機関にとどまらずエンド ユーザーにとっても有用になると考え、一般公開を行ったとのことだ。

なお「Basset Explorer」は同社が依頼された調査事案において用いる検索システムの一部を公開するものとなっている。

BassetのCOOであるアヤ・ウォルレイブン(Aya Walraven)氏はこのツールについて「自分の名前を Google 等で検索するのと同じように利用することができるツールです。Basset Explorer をプライバシー診断ツールとして用いることで、自分のビットコイン アドレスがネット上のどこで言及されているのか、またどのような情報が付随しているのか、ユーザー自らが認識できるようになります」とリリースにてコメントしている。

(images:iStock/LongQuattro・artsstock

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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