村上隆氏のNFTオークション開始
現代アーティストの村上隆氏が自身初となるNFTアートのオークションを本日4月7日開始した。
村上氏は3月29日より同氏の代表作である「お花」による、ファミコン文化創造の起源への憧憬を想起させる 24×24 ピクセルの pixel art を、仏教で欲望を表す数字 108つで表現した「Murakami.Flowers」というシリーズを昨日まで発行し続けていた。
そして4月6日に108つ全てのアートが出揃い、本日4月7日よりオークションを開始する運びとなった。
なおオークションの具体的な方法もあわせて明らかになった。これまで発行してきた108のアートを集約した「108 Earthly Temptations」という集合画と紐付いたNFTを発行。その作品がオークションの対象となる。
なおこのNFTの落札者には、これまでの108の個別のアートの所有権(NFT)も同時に保有してもらうという形式となっている。つまり「108 Earthly Temptations」落札者が、これまでの108個のNFTも手に入れられるという仕組みだ。
また村上氏はOpenSeaの「詳細」に、今回の取り組み至った経緯やこれまでの代表的なNFTアート紹介、オークションの仕組みなどを記載しているので是非合わせて読んでいただきたい。
→「108 Earthly Temptations」
なお4月7日20時40分現在、この「108 Earthly Temptations」への入札金額は4.6381ETH(約9,534ドル=約104万円)となっている。
オークションの終了は4月12日午前0時(日本時間)だ。
この村上氏の先進的な取り組みに、どのような価格がつくのか、期待が高まる。