米シルバーゲート銀行提供のビットコイン担保ローンにカストディアンとしてフィデリティが参加

米シルバーゲート銀行提供のビットコイン担保ローンにカストディアンとしてフィデリティが参加

米シルバーゲート・キャピタル(Silvergate Capital Corporation)が、同社子会社であるシルバーゲート銀行(Silvergate Bank)が提供するビットコイン担保ローン「SEN(Silvergate Exchange Network) Leverage」において、新たに米大手資産運用会社フィデリティ・デジタル・アセッツ(Fidelity Digital Assets:FDA)がカストディアンとして参加することを3月29日発表した。なおシルバーゲート銀行が提携したカストディアンは、コインベースカストディに続き2例目となる。

今回の提携により現在FDAにビットコインを預けている機関投資家は、シルバーゲート銀行の独自決済ネットワークである「Silvergate Exchange Network」を通してビットコインを移動させずにローンを組めるようになる。担保となるビットコインはFDAのコールド・ストレージに保管されるとのことだ。シルバーゲート銀行は「ビットコインのロングポジションを維持したい投資家はカストディプロパイダーやポジションを変更することなくビットコインを担保として利用できるようになった」と説明をしている。

「SEN Leverage」はビットコインを担保に米ドル(USD)を調達できるサービスだ。シルバーゲート銀行は昨年1月より同サービスの提供を開始しており、融資額は2020年第3四半期の35.5百万ドルから第4四半期末には82.5百万ドルに増加しているという。

参考:Silvergate

(images:iStocks/VectorHot・LongQuattro)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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