ビープルがNFT販売のイーサ収益を全て米ドルに変換
デジタルアーティストのビープル(Beeple)氏が大手アートオークション企業クリスティーズ(Christies)にてオークション販売したNFTアートの収益全てを米ドルに変換したことが米メディアThe New Yorkerによって3月22日明らかになった。
ビープルことマイク・ウィンケルマン(Mike Winkelmann)氏は、5000日間で制作したアート作品5000点をひとつにまとめコラージュさせたNFTアート「THE FIRST 5000 DAYS」をクリスティーズ開催のオンラインオークションに2月25日より出品した、その後オークション最終日3月11日には約75億円(約6,935万ドル)でこのNFTアートは落札されたことが大きな話題を呼んでいた。
The New Yorkerによるとビープル氏は、競売手数料と税金を除いたオークション収益が5,300万ドル相当のイーサリアム(ETH)であったことと、受け取った直後に価値が変動し始めたことに驚き、その収益全てを米ドルに変換したとのこと。
ビープル氏は自身を「私は暗号技術のピュアリスト(純粋主義者)ではありません」「こんなことになるずっと前から私はデジタルアートを制作していました。もし明日、NFTが無くなったとしても私は変わらずデジタルアートを制作しています(英文: “I was making digital art long before any of this shit, and if all this fucking N.F.T. stuff went away tomorrow I would still be making digital art.” )」と語ったとのことだ。
編集部のコメント
ちなみにビープル氏は米TV番組のFox News Sundayにて、今回の落札価格について「バブルである」とも発言しています。
His digital art piece sold for $69 million. Mike Winkelmann, AKA “Beeple” is our Power Player of the week. @beeple #FoxNewsSunday pic.twitter.com/46lQq4vjyk
— FoxNewsSunday (@FoxNewsSunday) March 21, 2021
(images:iStocks/NeoLeo・ustinroque)