1confirmationの2号ファンドが4500万ドル調達、Binanceがステーキング・プラットフォーム立ち上げへ、Quantstampがメタップスアルファ運営のmiime監査などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

ティールやアンドリーセンが出資する「1confirmation(ワン・コンファーメーション)」の2号ファンドが4500万ドル調達

・ペイパルの共同創業者で投資家のピーター・ティール氏、a16zの創業者マーク・アンドリーセン氏などが出資していた仮想通貨ファンド「ワン・コンファメーション(1confirmation)」が二号ファンドを立ち上げ、4500万ドル(約48億円)を調達したことが明らかになった

・今回の資金調達は、同社の二号ファンドへの資金調達。全体で7500万ドル(約81億円)超を確保したこととなる。仮想通貨業界のさらなる発展のため、同ファンドは新たなプレイヤーへの投資を行なっていく

・同ファンドの創業者ニック・トマイノ氏は9月25日にポストしたブログで、2017年から現在までの業界を考察している。同氏は、業界から学んだことは「一般的な企業と、仮想通貨ドリブンの分散型組織では成功要因が違っている。一般的な企業は、プロダクトが全てで、プロダクトを作り上げることだけに集中すれば良い。一方、仮想通貨ドリブンの分散型組織の場合は、その通貨のビジネスモデルに熱狂的な信者のコミュニティに依存していて、信頼をコミュニティから取得できなければならない」とブログで記載している

Binanceがステーキング・プラットフォームの立ち上げを予定

・Biannceがステーキングサービスを開始する予定であることが明らかになった

・ステーキングサービスは、ユーザーが通常通りBinanceにサービス対象の通貨を預けていれば受けることができる

・ステーキングサービス対象の通貨は全部で8銘柄で「NEO(ネオ)、ONT(オントロジー)、VET(ヴィーチェイン)、XLM(ステラ)、ALGO(アルゴ)、QTUM(クオンタム)、START(スタート)、KMD(コモド)」となっている。なお、10月1日に各通貨のステーキングによる配当の計算方法は明らかになる予定

イーサリアムのオフィシャルサイトが日本語に対応

・イーサリアムのオフィシャルサイト「ethereum.org」が日本語に対応したことを公式Twitterで発表

・イーサリアムジャパンの運営を行う宇野雅晴氏によると、日本語対応は有志で集まったボランティアの協力のもと行われたとのこと

・対応言語は日本語を含めて4ヶ国語への対応となった

オフィシャルサイトはこちら

Quantstampがメタップスアルファ運営のNFTマーケットプレイス「miime(ミーム)」のコード監査完了

・Quantstamp(クオントスタンプ)はメタップス子会社、メタップスアルファが開発・運営するNFTマーケットプレイス「miime」のスマートコントラクト監査を完了したことを明らかにした

・NFTは通貨性を帯びない代わりに、ある事象や物事の権利を証明することができるもの。いまはゲーム領域で使われているケースが多いが、今後、不動産やアート、またロイヤリティーの行使や金融業界への利用が期待されているため、スマートコントラクトのセキュリティは非常に重要

・プレスリリースで、Quantstamp日本法人の代表である小田氏は「NFTの発展によって、アセットの流動性や価値表現の多様化をデジタル化し実現できたとしても、セキュリティーに弱みがあれば立派な使わない理由とされることは明白です。」とコメント

・そして、メタップスアルファはプレスリリースに「ブロックチェーンセキュリティーにおける『NEW STANDARD』を創りスマートコントラクトの安全性を高める」と記載している

LINEの仮想通貨取引サービス「BITMAX」がiOSで利用開始

・LINE株式会社のグループ会社であり、LINEの仮想通貨事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社が、仮想通貨取引サービス「BITMAX」がiOSで利用開始したことを発表

・「BITMAX」は、LINEユーザーの環境により順次「ウォレット」タブに反映されるとのこと

・Android版は9月17日(火)に先行スタートしている

カカオの仮想通貨クレイがインドネシアの取引所で上場

・カカオのブロックチェーン子会社であるGround Xの開発するパブリックブロックチェーンプラットフォーム「Klaytn」のネイティブトークン「Klay」が26日に上場することが発表された

・上場先はインドネシアの仮想通貨取引所アップビット・インドネシア ・またアップビット・シンガポールでも上場する予定のようだが詳しい日程は明かされていない

・現状Klayの転送は、アップビット・インドネシアとアップビット・シンガポールのウォレット間のみとなる

「FiNANCiEアドバイザー」にHashHub CEOの平野淳也氏が就任

・株式会社フィナンシェが、「FiNANCiEアドバイザー」へHashHub CEOの平野淳也氏の就任を発表

・また、同じくFiNANCiEアドバイザーにFiNANCiEのブランディングをサポートしている株式会社GO代表 三浦崇宏氏が就任し、「FiNANCiEコミュニケーター」として佐藤ノア氏が就任した

・FiNANCiEアドバイザー は、FiNANCiEが主催するイベントや対談記事、番組に出演し、FiNANCiEだけでなくファンエコノミーやブロックチェーンを活用したビジネスについて、様々な視点からアドバイスする

・なお、FiNANCiEアドバイザーには、既にKSK Angel Fund を運営する本田圭佑氏、またイーサリアム・ファウンデーションの宮口あや氏も就任している

 

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(images:iStock / artsstock)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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