IBMが「Trust Your Supplier」をローンチ、ビットポイントが一部サービス再開、ライトコインが半減期などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

IBMが新たにブロックチェーン「Trust Your Supplier」をローンチ Lenovo、Nokiaなど大手500社が参加する予定

・IBMがデジタルプラットフォーム「Trust Your SPPLIER」をローンチしたことが明らかになった。Lenovo、Nokia、Vodafoneなど含め、今後大手500社が参加していく予定

・従来のサプライチェーンは、面倒な手動プロセスを伴うことが多い。例えば、面倒なプロセスというのは、商品の管理や認証をサプライに関わる多くの企業がひとつひとつ見ていかなければならないということだ

・現状、管理や認証をするのは、アイデンティティの確認やISO証明書、銀行口座情報、税務証明書、保険証書などの文書となっている

・そしてTrust Your Supplierによりこれら手間のかかるプロセスを排除し、不正やエラーのリスクを減らし、最終的にサプライチェーン全体で摩擦のない接続を作成するように設計している

ビットポイントが不正流出の原因調査の現状と一部サービス再開を発表

  ・株式会社リミックスポイントが、仮想通貨の不正流出事案が発生した仮想通貨取引所ビットポイントに関して、不正流出に関する調査の現状や業務の一部再開に向けたスケジュールや再開に伴う対処や対策の詳細を発表

・本事案では、ホットウォレットの秘密鍵が窃取され不正に使用されたこと、ウォレットサーバーにバックドア型ウィルスが存在したことが判明している。今回のウイルスについては、一般的なウィルス対策ソフトでは検知されず、調査の過程で高感度なウィルス対策ソフトにより検知されたことが明らかになっている

・当該ウォレットサーバについては、すでに利用を停止していて、複数の外部専門機関の調査結果から、侵入ルートは特定できていないものの、仮想通貨取引システムに対して外部からの不正アクセスがあり、ウォレットサーバに侵入され、秘密鍵に関する情報が窃取されたものと推測しております

・なお、仮想通貨取引システムにおけるデータの改ざんや利用者情報の流出等の痕跡は確認されていない

・サービスの再開予定日時一覧
(1)法定通貨の入出金サービスの再開予定、2019 年8月6日(火)頃
(2)店頭仮想通貨証拠金取引サービス(レバレッジ取引サービス及びMT4 取引サービス)の再開予定、2019 年8月9日(金)頃
(3)仮想通貨現物の売買取引サービス、2019年8月13日(火)頃
(4)仮想通貨の送付サービス、 2019 年9月以降
(5)仮想通貨の受金(預入)サービス、 2019 年10月中旬以降
(6)新規口座開設申込を含む上記以外の全サービスは未定とのこと

ライトコインが半減期を迎える

・ライトコインが8月5日の19時20分に半減期の実行ブロックである、1,680,000ブロック目に到達し半減期が実行された

・今回の半減期は4年ぶり2回目の実行となる ・この半減期によりマイナーへの報酬が50%減り、これまでの25LTCから12.5LTCになった

・ライトコインの半減期は840,000ブロックごとに実行されるため、次回の半減期はおおよそ4年後の2023年8月2日に行われる予定

Devcon5の追加チケット販売が8月6日に開始

・Ethereum財団が主催する開発者向けカンファレンスの「Devcon 5」の参加チケット販売の第2弾が8月6日22:00から行われる

・第1弾のチケット販売の際は、日本時間7月17日22時に販売がスタートし5分で完売

・Devcon5公式サイトによると、第2弾の参加チケットの価格は、第1弾の販売価格と同様に1枚あたり999ユーロ(11万8000円相当)で販売されるとのこと

新作ブロックチェーンゲーム「コントラクトサーヴァント」が一般ユーザー向けにオープンβテストを8月8日より実施

・アクセルマーク株式会社が、現在開発中のブロックチェーンを活用したトレーディングカードゲーム「コントラクトサーヴァント –CARD GAME-」の一般ユーザー向けオープンβテストを8月8日より1週間実施することを発表

・今回実施のオープンβテストは、プレセールで販売予定のカードを参加者全員が最初から複数枚所持している状態でデッキ編成からバトルまでを、誰でも楽しめるよう提供されるとのこと。なお、テストを通じて出た意見、感想は正式サービスに向けたゲームバランスの調整および品質向上に活用するとのこと

・参加に関する注意事項として、(1)オープンβテスト期間中にプレイしたデータはテスト期間終了後にリセットされる(2)マーケットでの売買など一部機能については使用することができないこと(3)ブラウザ拡張機能「MetaMask」をインストールする必要があるとのこと

 

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(images:iStock / artsstock)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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