金融とファンマーケティングの融合を目指す、ファンズの「FinCommunity Marketing」とは(ファンズ株式会社 藤田雄一郎/髙井嘉朗)

特集 あたらしい経済NOW

竹田匡宏

金融とファンマーケティングの融合を目指す、ファンズの「FinCommunity Marketing」

ファンズ株式会社は貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds」を運営する企業です。

同社は先日(株)電通グループと資本業務提携及び個人と企業を貸付ファンドでつなぐ新たなファンコミュニティ施策“FinCommunity Marketing”の共同開発を発表しました。

これはファンズが運営する貸付投資プラットフォームと個人投資家ネットワークを活用し、貸付型ファンドを通じて、個人と企業がつながる新たなファンコミュニティ施策を開発・展開するという発表でした。

一般的な貸付型ファンドサービスでは、利用する企業はファンドを募ることで資金を調達し、一般の投資家は投資による利回りを得るだけでした。その企業と個人の関係の間に新たなファンコミュニティとそれを活用したマーケティング手法を創出していこうというプロジェクトです。

ファンズはまさに金融とそこから生まれるコミュニティマーケティングの可能性を探ろうとしています。このプロジェクトは暗号資産、ブロックチェーンを活用したものではありませんが、お金を通じて新たなコミュニティを作るという点は、トークンエコノミーや新たな資金調達の形を描く暗号資産のプロジェクトに通じるものがあります。

今回ファンズ株式会社の代表取締役 藤田雄一郎氏と同社事業開発部マーケティングディレクター髙井嘉朗氏(電通から出向)のお二人に、「Funds」のサービスについて、ファンズと電通で目指すFinCommunity(フィンコミュニティ)とそこから生まれる新たなマーケティング手法について、そしてフィンテックの中でブロックチェーンをどのように考えているかについて語っていただきました。

○関連情報

・FinCommunityについて

・「Funds」サイトはこちら
https://funds.jp/

音声での再生は以下から

インタビューイ・プロフィール

藤田雄一郎
ファンズ株式会社代表取締役
早稲田大学商学部卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社。2007年にマーケティング支援事業を行う企業を創業し、2012年上場企業に売却。2013年に大手ソーシャルレンディングサービスの立ち上げに経営メンバーとして参画。2016年11月に株式会社クラウドポート(現ファンズ株式会社)を創業。

髙井嘉朗
ファンズ株式会社事業開発部マーケティングディレクター
電通入社後、メディア、マーケティング領域を経てビジネスプロデューサーとして業界最大手企業からスタートアップまで担当。電通主催のアクセラレータープログラムでグランプリを導いたことをきっかけにFundsと資本業務提携を締結。2020年5月より出向し、事業共創に従事。「スタートアップ×電通」の新しいあり方に挑戦中。

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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