ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。
英Legal&Generalが企業年金取引にAmazon Managed Blockchainを採用
・英国の保険会社Legal&Generalが企業年金取引を記録するために、AWSのAmazon Managed Blockchainを採用したことをロイター通信が報じた
・L&Gの広報担当者のコメントによると、このブロックチェーンプラットフォームはまず、主要市場である英国と米国以外の地域で導入をし、将来的にはこの2か国にも拡張する予定とのこと
Square Cryptoに元Googleでエンジェル投資家のSteeve Leeが参画
・Square Cryptoの公式Twitterによると、同社にGoogleで「Google Mapのマネージャー、Google Glassのco-founder」を務めたSteeve Leeがジョインしたとのこと
・Steeveはビットコインの社会実装のための組織「Bitcoin Optech」を最近では率いており、エンジェル投資家としても活躍していた
・なお、Steeveはツイートで「同社に参画することに決めた大きな理由は、ビットコインの発展に集中したいからだ」と発言している
ナスダックとCryptoCompareが戦略的提携、機関投資家向けに仮想通貨価格のデータを提供
・仮想通貨(暗号資産)データプロパイダのCryptoCompareが米国のナスダック(NASDAQ)と戦略的提携を発表
・今回の提携は機関投資家向けに仮想通貨の価格データを提供する商品「Nasdaq/CryptoCompare Aggregate Crypto Reference Prices(ナスダック/クリプトコンペア・アグリゲート・クリプト・リファレンス・プライス)」を公開することで合意された
・同商品はナスダックのプラットフォーム「Quandl」を介して提供され、取引戦略や数量調査、リスクモデリング、NAV計算、バックテストを通じて、仮想通貨市場への機関投資家の参加を促すことが狙い。また流動性の最も高い複数の仮想通貨市場から1分単位で価格データが提供されるという
Enigmaがオフチェーンでシークレットコントラクトを構築できるプロトコル「Discovery」のテストネットをリリース
・Enigma(エニグマ)がオフチェーンでシークレットコントラクトを構築できるプロトコル「Discovery」のテストネットをリリースしたことが、Enigmaの公式ブログにより明らかになった。これはイーサリアムの開発者向けのツールとなっている
・またEnigmaのCEOのGuy ZyskindはThe Blockの記事の中で「一般のPC上で秘匿化をし開発できることで、これまでよりはるかに開発者はより効率よく、そして安全なアプリケーションを作れるようになる。Discoveryを公開できて嬉しい」と語った
共同通信イメージズとエーエヌラボがブロックチェーンを使ったコンテンツ販売、権利者への自動分配を行うシステムを開発し実証実験
・写真アーカイブを販売する株式会社共同通信イメージズと株式会社エーエヌラボが、ブロックチェーンを利用したコンテンツ販売、権利者への自動分配を行うシステム(プロジェクト名:CR‐NEXT)を開発し、クローズトによる実証実験を行ない、一定の成果を収めたと発表した
・CR‐NEXTはブロックチェーンによる権利関係の保護、分配情報の保護、権利情報の開示、権利者のみによる権利情報の変更等が行え、現段階では権利者への支払いが、仮想通貨を利用しての支払いまたは請求書支払いができる仕組みだ
・今後は、近い将来のコンテンツ販売、権利者への分配について共同で検討してもらえる異なるコンテンツの事業者を募り、誰にでもわかるコンテンツ販売、権利者情報開示、権利者への自動分配における工数削減を検討し、オープンな環境での実証実験を実施していく予定
仮想通貨/ブロックチェーンのオンライン学習「PoL(ポル)」が独自トークン提供開始
・仮想通貨(暗号資産)/ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル)」を運営する株式会社techtecが「PoLトークン」の提供を開始
・昨年末からPoLはオープンβ版として公開されていたが、このPoLトークンのリリースに際し、6月13日より再度クローズドβ版となる。 登録者数を3000名限定とし、サービス改善やコミュニティ形成、運営体制の強化を行なっていくとのこと
・PoLトークンは、PoLのカリキュラムを学習するほど獲得できる仕組み。全てのカリキュラムが対応しており、その難易度やテストの点数によって獲得量が変化する仕組み
・なおPoLトークンは当面は使用範囲をPoL内に限定し、獲得したPoLトークンは、PoLの有料カリキュラムで使用することができるととのこと
※詳しくはニュース解説は以下のラジオでお楽しみください
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(images:iStock / artsstock)