NFTマーケットプレイス「LINE NFT」が提供開始

LINEのNFTマーケットプレイスが提供開始

LINEの暗号資産(仮想通貨)事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVCが、NFTマーケットプレイス「LINE NFT」の提供を4月13日より開始した。

LVCは昨年6月よりLINE Blockchain基盤のNFTが取引できる「NFTマーケットβ」の提供を開始していた。「NFTマーケットβ」では「ももクロ・メモリアルNFTトレカ」やスクウェア・エニックスの「資産性ミリオンアーサー」などが販売されていた。

発表によると、「LINE NFT」で購入したNFTは「NFTマーケットβ」と同じく「LINE BITMAX Wallet」で保管できる。またNFTをLINEの友だちと交換することや送り合うことができる。

「LINE NFT」では今週から吉本興業、アニメ作品「機動警察パトレイバー」、「ぎゅうにゅう」や「うさぎゅーん!」、「ベタックマ」など人気キャラクターのNFT動画など約40,000点のNFTを順次販売するとのこと。4月20日からは内村航平選手の引退を記念したNFTや漫画家のやしろあずき氏のオリジナルNFTの販売を予定している。

またDeNAと横浜DeNAベイスターズが提供する「NFTコレクション」や「playback9」などの「LINE NFT」とは別サイトで一次販売されるコンテンツが、「LINE NFT」にて二次流通することが可能とのこと。

さらに「LINE NFT」のローンチを記念するため、4月13日よりNFTで宝くじキャンペーン、4月15日より「#今日からLINEでNFT」Twitterキャンペーンを開催する予定だ。「LINE NFT」アカウントを開設する全ユーザーにリリース記念のNFTをプレゼントするとのことだ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。 

関連ニュース

LINEのNFTマーケットプレイス4月に本格始動、スタンプ連動やPayPay決済も予定

LINE、グローバル向けNFTプラットフォーム「DOSI」発表

LINEのNFTマーケットプレイス、二次流通機能が本格開始

ヤフーとLINEがNFT領域で連携、今冬より「ヤフオク!」で取引開始へ

マンガで解説「NFTとは何?」〜ザ・テクノロジー 2030 より

参考:LINE
デザイン:一本寿和
images:iStocks/PerlaStudio・artacet・noLimit46

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した